授業科目名 | テーマ演習Ⅱ@労働契約法をめぐる諸問題 |
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配当年次 | 2・3年次 |
単位数 | 2単位 |
授業担当教員 | 米津 孝司 |
履修条件 | 「労働法Ⅰ(基礎)」および「労働法Ⅱ(応用)」を履修済み(あるいは履修中)であることが望ましい。履修者は3年次生に限定する。希望者が多い場合には、抽選とする。 |
科目の目的・到達目標 | 労働法の理論的・実務的応用能力を身につけるのが本科目の目的である。最高裁判例における自由意思の法理をはじめとして、近年の労働法は労働契約の中核概念である合意の問題を軸に、原理的な見直しの時期に入った感がある。本テーマ演習では、個別的労働関係法の中心テーマとしての労働契約法をめぐる諸問題のみならず、集団的労働関係を含めて、交渉・合意を軸に、インテグリティーとしての法(ドゥオーキン)の視角から、労働法の全領域を素材に原理的・体系的な法発見の技法を修得することを到達目標とする。 |
授業の概要 | 労働契約法上の主要テーマと関連判例をピックアップし、各テーマについて担当者を決め、担当者の報告に基づいて質疑応答、ディスカッションを行う。以下のテーマは参考として例年取り上げることの多いものであり、参加者の希望に基づき、これ以外のテーマについても取り扱うことはありうる。 |
講義内容 | 第1回 就業規則と労働契約 第2回 労働契約の当事者(労働者・使用者の概念) 第3回 労働契約の成立、労働契約締結上の過失 第4回 労働契約における「債務の本旨」 第5回 労働契約上の賃金請求権 第6回 時間外・休日労働義務と割増賃金の計算 第7回 労働契約と人事権 第8回 労働契約の終了(退職の意思表示、解雇、雇止め) 第9回 企業組織の変動と労働契約 第10回 就業規則・労働協約の不利益変更と労働契約 第11回 労働契約と均等待遇原則 第12回 三者関係と労働契約の侵害 第13回 過労死と安全配慮義務 第14回 集団的労働関係法と労働契約法 第15回 総復習・まとめ等(具体的内容は、開講後指示する) |
評価方法 | 報告内容(80%)及び演習に臨む姿勢(発言等)(20%)を考慮し、総合的に評価する(出席は加点事項ではない)。 |
テキスト・参考文献等 | (テキスト) 特定のテキストは指定せず、必要資料を配布する。 |
科目群 | 演習 |
サブタイトル | 労働契約法をめぐる諸問題 |