授業科目名 | 4群特講Ⅰ@信託法 |
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配当年次 | 3年次 |
単位数 | 1単位 |
授業担当教員 | 原 恵美 |
履修条件 | 「民法Ⅰ~Ⅴ」の単位を取得済みであること。 |
科目の目的・到達目標 | 我が国において信託がどのような形で利用されているのか学ぶことを目的とする。到達目標は、(1)まず、信託の基本構造を正確に理解した上で、(2)近年、信託法分野で問題となっている重要論点についいて、判例や学説を理解することにある。 |
授業の概要 | 本授業では、(1)民法と信託法の関係を理解し、信託が民法体系の中でどのように位置づけられるのか確認した上で、(2)信託法の制度内容を確認し、(3)信託法の重要論点について、判例・裁判例を用いて理解する。また、発展として、(4)アメリカ・イギリス・フランスの信託法を紹介し、歴史的には英米法の中でされた信託が、大陸法においてどのように展開されているのか検討する。さらには、近年の問題として、暗号資産を信託財産とすることができるかという点について検討する。 |
講義内容 | 第1・2回 ガイダンス、民法体系と信託 第3・4回 信託の基本構造①: 信託の歴史、信託の成立 第5・6回 信託の基本構造②:信託財産の独立性 第7・8回 信託の基本構造③:受託者の義務、受益者、受益権 第9・10回 高齢社会における信託法 第11・12回信託法の国際比較①:英米の信託 第13・14回信託法の国際比較②:大陸法(特にフランス)の信託 第15回 まとめ(具体的内容は、開講後指示する) |
評価方法 | 発言等の授業への参加状況30%、期末試験70%として評価する。ただし、履修状況によっては期末試験に代えてレポート課題とすることがある。 |
テキスト・参考文献等 | 受講生が指定文献を読んできたことを前提に、授業を進める。毎回、レジュメを配布する。 |
科目群 | 展開・先端科目群 |
サブタイトル |