授業科目名 | テーマ演習Ⅰ@特許侵害訴訟 |
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配当年次 | 2・3年次 |
単位数 | 1単位 |
授業担当教員 | 佐藤 恵太 |
履修条件 | 「知的財産法Ⅲ(特許法)」の履修を終えていることが望ましいが、必須ではない。 |
科目の目的・到達目標 | 現在の特許侵害訴訟実務は、訴訟期間が大幅に短縮されると共に、審理方法も対象物の特定、特許無効判断も可能となったことによる特許請求の範囲の解釈手法の変更等により、従来とは大きく変容した。これらの事情を理解することを目的とし、特許侵害訴訟、特に特許クレーム解釈の基本的手法に習熟して、第三者に自分の言葉で説明できるようにすることを到達目標とする。 |
授業の概要 | 特許侵害訴訟について、特許発明の保護範囲の考え方(特許請求の範囲の解釈)、特許無効の主張に対する特許請求の範囲の訂正、先使用等の抗弁・・・という現実の訴訟実務において行われる攻防を題材にして、特許侵害訴訟の理解を深める。判決の理解を促すため、本演習初代担当者である美勢克彦教授(故人)が作成したビデオ教材(専修大学・鹿児島大学各法科大学院との共同プロジェクト)を見ていただく。このカリキュラムの大半は、美勢教授が生前、魂をこめて作成されたものであり、基本的理解を促進する価値の高いものである。順序・対象項目等の変更があり得るが、授業中に説明する。 |
講義内容 | 第1~10回 特許クレーム解釈の手法 第11・12回 特許侵害訴訟における抗弁 第13回 並行輸入(BBS) 第14回 進歩性要件(点眼剤) 第15回 まとめ |
評価方法 | 授業中の発表・発言40%、期末レポート60%の割合とする。 |
テキスト・参考文献等 | (テキスト) 指定しない。 (参考文献) 潮見坂綜合法律事務所&桜坂法律事務所編『初心者のための特許クレームの解釈』日本加除出版、2020年 小泉・田村など『特許判例百選(第5版)』有斐閣、2019年 小泉・高林など『ケースブック知的財産法(第3版)』弘文堂、2012年 |
科目群 | 演習 |
サブタイトル | 特許侵害訴訟 |