授業科目名 | 民事法総合Ⅳ<2021年度未修及び2022年度以降の入学者対象> |
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配当年次 | 3年次 |
単位数 | 1単位 |
授業担当教員 | 村田 渉・山田 八千子 |
履修条件 | 「民法Ⅰ~民法Ⅵ」、「会社法」、「民事訴訟法」の修得が履修前提要件となるため、未修得の場合は履修できない。 |
科目の目的・到達目標 | この科目の目的は、これまでに修得した民法・民事訴訟法等の知識を前提として、民事法をめぐる法律問題の解決方法を実体法・手続法および民事実務の視点から総合的に検討することによって、具体的な紛争事案の解決のために必要な民事法の理論と実務を理解し、法律実務家として必要な思考力、問題解決能力、事務処理能力、表現能力を身に付けることである。そして、その到達目標は、具体的な事例について、(1)法律的に重要な事実を的確に把握し、(2)民法・民事訴訟法を中心とする民事法を適用して解決案を提示すること、(3)判例・学説の立場を踏まえて自らの考えを適切に説明できること、以上ができるようになることである。 なお、C plusにおいて、科目ごとの到達目標を掲げているので、自学自習を含めて各自が3年次の終了時までに理解しておくべき事項を修得するよう、計画的な学修を進めることに留意してほしい。 |
授業の概要 | 各週、民事法(特に民法)の重要問題に関する具体的な事例を取り上げ、受講生が事前に作成・提出したレポートに基づき、事前配付資料「課題集」の各設問に即して双方向・多方向で授業を進める。事例の問題点の把握・分析、関連判例の分析、当該事例において採用すべき法律構成とその理由等を、ソクラティック・メソッドによる質疑応答を通じて考えることにより、民事紛争の解決に必要な民事法の判例・学説・民事実務の理解を深める。 また、民事訴訟法の重要問題を含む事例を中心とする小テスト(25分程度)を実施し、その直後に当該問題と関連事項の解説(25分程度)を行うことにより、民事訴訟法の事例問題の解き方等を具体的に学ぶとともに、民事訴訟法の判例・学説に関する理解を深める。 授業は、2名の教員がオムニバス方式で担当する。各教員の担当および各クラスの予定は、事前配付資料「課題集」およびC plus等を使って学期初めに通知する(クラスによってテーマの実施順序が異なるので、事前配付資料「課題集」およびC plus上におけるクラスごとの「授業内容」に示された順序を参照すること)。 |
講義内容 | テーマ1 「民事法の学修方法等の確認」(第1週 全クラス共通) テーマ2 「金銭消費貸借契約をめぐる問題」 テーマ3 「商品の取引契約をめぐる問題」 テーマ4 「不動産登記請求をめぐる問題」 テーマ5 「土地の賃貸借契約をめぐる問題」 テーマ6 「建物建築請負をめぐる問題」 テーマ7 「相続・遺言・遺産分割をめぐる問題」 テーマ8 「総復習・まとめ」(第8週 全クラス共通) |
評価方法 | 成績評価については、授業における参加状況、小テストの成績、レポートの提出状況、定期試験の成績を勘案して総合評価する。成績評価の比重は、授業への参加状況とレポートの提出状況に30%、小テストの成績に20%、定期試験の成績に50%とする。 |
テキスト・参考文献等 | 事例問題と設問を含む事前配付資料「課題集」を学期の初めに配布する。 |
科目群 | 法律基本科目群 |
サブタイトル |