授業科目名 | エンタテイメント/スポーツと法 |
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配当年次 | 2024 |
単位数 | 2単位 |
授業担当教員 | 佐藤 恵太 |
履修条件 | とくに定めない。ただし、著作権法の知識を講義内容に多く含むことは了解しておいてほしい。 |
科目の目的・到達目標 | (1) エンタテイメントビジネスの特質・実態の理解、(2)法的規範(特に著作権法)と問題点の検証、(3)法的リスクに対する対応についての一定の理解を得ること。以上を目的とする。 また、到達目標は、授業を通して得た知識経験を、第三者に伝えることができる程度の生きた知識として活用できるようにすること、並びにエンタテイメント関連の契約条項の「ドラフティング力」を身につけることである。 |
授業の概要 | エンタテイメントビジネスの特質や実態を説明した後、映画、音楽、出版、広告、スポーツ等の個別の分野毎の法的な問題点を、一般的な契約類型・業界慣行等の法規範、紛争事例を通じて検証し、法曹実務家として、法的リスクをどのように回避、軽減していくべきかということについて、議論を深め、考察していく。主としてベースとなるのは著作権法の知識であろうが、それを実際の契約書の文言に落とし込む作業が、あわせて講義の中心となる。この領域の第一人者である升本喜郎弁護士(故人)が開設時以来担当してこられた授業を専任教員(佐藤)が引き継いで担当している。契約書ドラフティングにウエイトが置かれる授業となる予定。講義順等は、変更される可能性があり、開始時に修正版を配布。 |
講義内容 | 第1回 エンタテイメントビジネスの特性と法・契約の役割 第2回 実演家の出演契約 第3回 映画の商業的利用と契約 第4回 映画を巡る法的紛争 第5回 レコード・音楽配信ビジネスと契約 第6回 音楽著作権ビジネスと契約 第7回 音楽を巡る法的紛争 第8回 出版ビジネスと契約 第9回 広告ビジネスと契約 第10回 キャラクターマーチャンダイジングと契約 第11回 スポーツビジネスの組織・運営と法 第12回 スポーツ選手の肖像権を巡る法的問題 第13回 エージェントを巡る法的問題 第14回 エンタテイメント、スポーツ関連契約のまとめ 第15回 総復習・まとめ等(具体的内容は、開講後指示する) |
評価方法 | 授業への積極的参加を前提として、期末試験または期末レポート80%、授業中の発言20%。 試験によるかレポートかは、開講後に指示する。 |
テキスト・参考文献等 | (テキスト) 初回授業において指示する。 (参考文献) 骨董通り法律事務所編『エンタテインメント法実務』弘文堂、2021年 島並良・上野達弘・横山久芳『著作権法入門(第3版)』有斐閣、2021年 内藤篤・升本喜郎『映画・ゲームビジネスの著作権(第2版)』著作権情報センター、2015年 |
科目群 | 展開・先端科目群 |
サブタイトル |