授業科目名 | 国際私法Ⅱ |
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配当年次 | 2024 |
単位数 | 2単位 |
授業担当教員 | 中林 啓一 |
履修条件 | 特になし。 |
科目の目的・到達目標 | 本授業は、国際私法の主要な法源である「法の適用に関する通則法」のうち家族法分野と、それに関連する他の諸規定(人事訴訟法や家事事件手続法など)の体系的な知識を理解するとともに、問題解決への応用能力を身につけることを目的とする。また、国際関係法(私法系・家族法分野)の基本的な事項について、具体例を挙げて説明することができるようになることを到達目標とする。 |
授業の概要 | 国際私法および国際民事訴訟法(家族法分野)をめぐるいくつかの具体的な問題を毎回の授業前に提示し、授業中に受講生に口頭で解答してもらう。担当者からの補足説明や他の受講生の意見を聞きながら、各自ブラッシュアップを図ってもらいたい。書面で提出を希望する場合は受講生の希望をふまえながらコメントを付して個々に返却するなどの方法でフィードバックをおこなう。 |
講義内容 | 第1・2回(第1週) 国際家族法の意義・連結点 第3・4回(第2週) 準拠法の確定(反致、公序) 第5・6回(第3週) 婚姻の成立 第7・8回(第4週) 婚姻の効力・夫婦財産制 第9・10回(第5週) 離婚 第11・12回(第6週) 実親子関係 第13・14回(第7週) 養親子関係 第15・16回(第8週) 親子関係の発展的問題 第17・18回(第9週) 親子関係の効力、扶養、氏 第19・20回(第10週) 後見、適応問題 第21・22回(第11週) 相続、遺言 第23・24回(第12週) 身分関係事件の国際裁判管轄(総論) 第25・26回(第13週) 身分関係事件の国際裁判管轄(各論) 第27・28回(第14週) 外国家事事件裁判の承認執行 第29・30回(第15週) 期末試験の実施 |
評価方法 | 口頭による報告や他の受講生の解答に対する提案など、授業への積極的参加を前提として(20%)、学期末の筆記試験による(80%)。 |
テキスト・参考文献等 | 特定のテキストは使用せず、レジュメを配布する(自学自習用のテキストは授業中別途紹介する。また最新のテキストであれば各自のもので差し支えない)。 参考文献として、道垣内正人・中西康編『国際私法判例百選(第3版)』有斐閣、2021年。このほかは授業時に適宜紹介する。 |
科目群 | 展開・先端科目群 |
サブタイトル |