授業科目名 | テーマ演習Ⅱ@捜査・公判の諸問題 |
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配当年次 | 2024 |
単位数 | 2単位 |
授業担当教員 | 河原 克巳 |
履修条件 | 「刑事法総合Ⅰ、Ⅱ」及び「刑事訴訟実務の基礎」を履修していることが望ましい。 履修者は3年次生に限定する。なお希望者が多い場合は、抽選とする。 |
科目の目的・到達目標 | 近時、刑事実務で問題となることの多い事柄をテーマとして、その中にある様々な問題を、根底から適切に把握できる知識、能力を養うことを目的に、事実認定の基礎的能力の習得及び刑事実務全般の理解を深めることを到達目標とする。 |
授業の概要 | 昨今、特殊詐欺事案のような社会的弱者を標的とした悪質な犯罪があとを絶たないばかりか、凶悪殺傷事件や薬物事犯の発生もとどまることがない上、その態様等も、時勢に合わせ日々変化している。 検察実務では、これら犯罪に対し厳正かつ適切に対処すべく、日々研鑽を続けているところ、そのためには、実体法及び手続法のみならず、裁判において示される新たな判断等常に最新の対応を摸索していく必要がある。また、近時、責任能力が問題となる事件や共犯の成否等が問題となる事件が多い上、再犯防止のため社会復帰支援を検討しなければならない場面も多く、実務法曹としてこれらに適切に対処するためには、関連する基本的知識を身につけておく必要がある。 授業は、具体的事例を用いながら、あらかじめ指示した課題等について、担当となる学生がレポートを提出し、これに基づいて学生同士あるいは学生と教員がディスカッションし、ポイントとなる事項については教員が解説を行う、という形を基本とする。 |
講義内容 | 第1回 ガイダンス 第2~14回 通常授業 第15回はこれまでのまとめと復習に当てる。 |
評価方法 | 授業時の応答・発言状況による平常点(80%)と課題レポート(20%)により総合評価する。課題レポートを提出しなければ、他の評価項目の得点にかかわらず、F評価とする。 |
テキスト・参考文献等 | (テキスト) 適宜参考資料を配布する。 (参考文献) 佐伯仁志=橋爪隆編『刑法判例百選Ⅰ総論(第8版)』、『刑法判例百選Ⅱ各論(第8版)』(有斐閣、2020年) 司法研修所検察教官室編『検察講義案(令和3年版)』(法曹会、2023年)等 |
科目群 | 演習 |
サブタイトル | 捜査・公判の諸問題 |