授業科目名 | 刑事法総合Ⅱ |
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配当年次 | 2024 |
単位数 | 2単位 |
授業担当教員 | 秋葉 康弘・小木曽 綾・滝沢 誠 |
履修条件 | 「刑事訴訟法」の修得が履修前提要件となるため、未修得の場合は履修できない。 |
科目の目的・到達目標 | 履修者が、学部および当法科大学院における刑事訴訟法の授業で得た知識を土台にして、重要判例を読み込みながら、刑事事件に携わる法律実務家に必要な刑事訴訟法に関する知識と理解を深めるとともに、それを基礎として新たな事案に対処できる法的思考力を身に付けることを目的とする。具体的事実のなかから、刑事手続上の問題点を抽出・把握し、その問題点について判例や学説を踏まえた的確な知識と理解に基づいた検討を加え、自らの見解を論理的にまとめて表現できる基本的な力量を身に付けることが到達目標である。 |
授業の概要 | 刑事訴訟法の基礎が修得されていることを前提として、裁判例と設問等を教材に、法的に重要な事実の抽出、法的論点の把握、裁判所の判断を支える論理の考察・批判、合理的な問題解決の提案・表現の訓練をする。教員が適宜解説を加えつつ、口頭のやりとりで履修者の学修進度を測りながら授業を進める。 |
講義内容 | 第1・2回(第1週第1日) 任意捜査・強制捜査 第3・4回(第2週第2日) 条文に定めのない捜査方法 第5・6回(第3週第3日) 職務質問、所持品検査 第7・8回(第4週第4日) 逮捕・勾留 第9・10回(第5週第5日) 被疑者の取調べ・被疑者の弁護権 第11・12回(第6週第6日) 令状による捜索・差押え 第13・14回(第7週第7日) 令状によらない捜索・差押え 第15・16回(第8週第8日) 検察官の訴追裁量・争点整理 第17・18回(第9週第9日) 訴因の特定とその変更 第19・20回(第10週第10日) 伝聞法則 1 第21・22回(第11週第11日) 伝聞法則 2 第23・24回(第12週第12日) 違法収集証拠の排除法則 第25・26回(第13週第13日) 自白法則 第27・28回(第14週第14日) 事実認定、一事不再理等 第29・30回(第15週第15日) 総復習・まとめ等 |
評価方法 | 期末試験(80%)、平常点(授業での発言・参加状況等)(20%)により、到達目標の達成度を評価する。 |
テキスト・参考文献等 | (テキスト) 判例集および設問集を配布する。 基本書はあまり簡潔なものでない限り、既に自分が慣れ親しんでいる教科書でよい。 担当教員が配布する資料・レジュメにも参考文献を適宜掲載する。 |
科目群 | 法律基本科目群 |
サブタイトル |