授業科目名 | テーマ演習Ⅱ@中国清代の刑法理論 |
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配当年次 | 2024 |
単位数 | 2単位 |
授業担当教員 | 赤城 美恵子 |
履修条件 | 中国語の能力は基本的に必要ない。履修希望者が多い場合には、抽選により選抜する。 |
科目の目的・到達目標 | 現代刑法理論とは似て非なる中国清朝時代の刑法理論を分析・検討することを目的とする。これによって、中国清朝時代の刑法に対する知識を得るのみならず、現代刑法理論への理解を深め、説明できるようになることを到達目標とする。 |
授業の概要 | 中国では、古来、刑事法を中心に法が発達してきた。とりわけ清朝時代については、その史料の豊富さに支えられ、研究が進んでいる。この授業では、中国清朝時代の刑法理論におけるいくつかのテーマを取り上げ、日本語による研究論文をもとに、検討する。各テーマについては、担当者が基本的な報告を行った後に、現行日本法の知識を踏まえつつ全体で討論を行い、理解を深める。必要に応じて、参考とする研究論文に取り上げられている史料の会読を行う。 |
講義内容 | 第1回 ガイダンス:今後の授業の進め方 第2回 中国の刑法典について(講義) 第3~6回 因果関係 第7~10回 正当防衛 第11~14回 錯誤 第15~18回 過失 第19~22回 責任能力 第23~26回 共犯 第27・28回 刑罰の減免 第29・30回 まとめ |
評価方法 | 授業時の報告(40%)・発言内容(30%)、およびレポート(30%)によって評価する。 レポートの提出がない場合、他の評価項目の得点にかかわらず、F評価とする。 |
テキスト・参考文献等 | 全体的な参考文献としては、以下のとおり。 ①徂徠物茂卿(荻生徂徠)著/内田智雄・日原利國校訂『律例対照 定本 明律国字解』(創文社、1966年) ②律令研究会編 『訳註日本律令 唐律疏議訳註篇』一~四(東京堂出版、1979年) ③谷井俊仁・谷井陽子訳解『大清律 刑律――伝統中国の法的思考』一・二(平凡社、2019年) その他、必要に応じて、適宜紹介する。 |
科目群 | 演習 |
サブタイトル | 中国清代の刑法理論 |