授業科目名 | 刑事法総合Ⅲ<2021年度既修及び2020年度以前の入学者対象> |
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配当年次 | 2024 |
単位数 | 2単位 |
授業担当教員 | 秋葉 康弘・井田 良・小木曽 綾・河原 克巳・佐伯 仁志・滝沢 誠・中川 深雪 |
履修条件 | 「刑法Ⅰ」、「刑法Ⅱ」、「刑事訴訟法」(1年次配当)を単位修得済みであること。また、「刑事法総合Ⅰ」及び「刑事法総合Ⅱ」(2年次配当)を履修していること。 |
科目の目的・到達目標 | (目的)学生が、刑法及び刑事訴訟法に関する基礎的学識を固め、広め、さらに深めるとともに、その柔軟な応用力を養い、同時に、問題分析力や法的思考力を身に付け、法科大学院における刑事法学修を最終的に仕上げることを授業の目的とする。 (到達目標)学生が、重要な判例と主要な学説について、事案の内容、論拠、論証方法等を十分に咀嚼し、発展的に応用可能な程度まで頭に入れて定着させ、将来刑事の分野での法曹実務家として活躍できるだけの学識と法的思考力の基礎部分を確実に構築することを授業の到達目標とする。 なお、この授業の到達目標は、法科大学院修了者の「共通的到達目標(コア・カリキュラム)」に掲げられた内容を意識しつつ、かつ、これを基礎とした上で、本学の教育理念に照らして掲げられたものである。 |
授業の概要 | 「刑事法総合Ⅰ」と「刑事法総合Ⅱ」を履修したことを前提とし、刑事法に関する総合的学力を身に付けさせるため、実際の刑事事件の処理に沿う形で、各分野にわたる事例問題について、事案に即した争点の発見とその理論的な検討、さらに実践的な解決方法等を学ばせ、刑法及び刑事訴訟法上の重要な諸問題に関する学識の確実な定着とその応用能力の養成を図る。そのため、実際に即した以下の具体的事例問題を予め検討し、授業では、各事例の事実分析を行い、そこに含まれている刑法及び刑事訴訟法の論点を抽出し、それら問題解決のための適正な法解釈及び法適用を検討、議論する。 |
講義内容 | (前半)第1・2回 (事例1) 犯人隠避等事案 (前半)第3・4回 (事例2) 強盗致傷事案 (前半)第5・6回 (事例3) 自動車事故事案 (前半)第7・8回 (事例4) 強盗殺人・放火等事案 (前半)第9・10回 (事例5) 殺人事案 (前半)第11・12回 (事例6) 名誉毀損等事案 (前半)第13・14回 (事例7) 横領・背任事案 (前半)第15回 総復習・まとめ等(具体的内容は、開講後指示する) (後半)第16・17回 (事例8) 強盗事案 (後半)第18・19回 (事例9) 強盗殺人事案 (後半)第20・21回 (事例10) 偽造カード作成事案 (後半)第22・23回 (事例11) 身代金目的略取誘拐等事案 (後半)第24・25回 (事例12) 覚醒剤等事案 (後半)第26・27回 (事例13) 正当防衛事案 (後半)第28・29回 (事例14) 覚醒剤事案 (後半)第30回 総復習・まとめ等(具体的内容は、開講後指示する) |
評価方法 | 中間試験(40%)と期末試験(40%)の成績による。具体的には、前期前半終了後に中間試験を実施(新カリキュラム履修者と合同)し、前期後半終了後に期末試験を実施する。中間試験、期末試験いずれにおいても、試験時間2時間とし、その時間内で刑法、刑事訴訟法の問題を解答する。さらに、授業への参加状況・発言等を評価し、論点メモの優秀者には相応に加点し、不提出者及び授業欠席者についてはその回数に応じて減点する等して平常点(20%)を加算する。 |
テキスト・参考文献等 | (テキスト) 事例問題集を配布。 (参考文献) 後に指示。 |
科目群 | 法律基本科目群 |
サブタイトル |