授業科目名 | 経済法Ⅰ(基礎) |
---|---|
配当年次 | 2024 |
単位数 | 2単位 |
授業担当教員 | 河谷 清文 |
履修条件 | 特になし。 |
科目の目的・到達目標 | 独占禁止法の実体規定について、基礎的な知識と考え方を理解することを目的とする。 事例に対し、適切に適用条文を選択し、要件解釈と適用ができるようになることを到達目標とする。 |
授業の概要 | はじめて独占禁止法を学修することを前提に、①独禁法の目的、体系、事件処理手続の概要、②実体規定の行為要件・市場効果要件の意義・射程、③市場の画定、行為と競争制限・阻害効果の因果関係についての経済法特有の思考パターン等を修得できるようにする。教科書のほか、適宜、判決・審決例、公取委のガイドライン等を用いて授業を行う。 原則として、毎回1件の事例(ケースブックの事例)について、知識確認と応用(当てはめ)作業について理解を確認する課題を出す。 |
講義内容 | 第1・2回 独禁法の基礎 第3・4回 不当な取引制限の禁止(1) 要件 第5・6回 不当な取引制限の禁止(2) 入札談合 第7・8回 事業者団体の活動規制 第9・10回 小テスト(1)、不公正な取引方法の禁止 第11・12回 排他条件付取引、再販売価格拘束 第13・14回 拘束条件付取引 第15・16回 取引拒絶、不当な差別 第17・18回 不当廉売 第19・20回 抱き合わせ、取引妨害 第21・22回 優越的地位の濫用、下請法 第23・24回 小テスト(2)、私的独占の禁止 第25・26回 企業結合規制(1) 要件 第27・28回 企業結合規制(2) 市場集中規制 第29・30回 総まとめ・復習 |
評価方法 | 小テストを2回と期末試験を実施する。期末試験は、第1~28回までの内容を対象とする。小テストについては適宜指示する。事例確認の課題及び授業への参加状況等を、平常点の評価要素とする。 成績は、小テスト(20%)、期末試験(60%)、平常点(20%)により総合評価する。課題提出は平常点に含まれる。 |
テキスト・参考文献等 | (テキスト) 河谷清文編著・中川寛子・西村暢史著『経済法』有斐閣ストゥディア、2023年 金井貴嗣・川濵昇・泉水文雄編著『独占禁止法(第6版)』弘文堂、2018年 金井貴嗣・泉水文雄・武田邦宣編『経済法判例・審決百選(第2版)』有斐閣、2017年 金井貴嗣・川濵昇・泉水文雄編著『ケースブック独占禁止法(第4版)』弘文堂、2019年 (その他) 授業用に作成した資料集 (参考図書) 鈴木孝之・河谷清文『事例で学ぶ独占禁止法』有斐閣、2017年 川濵昇・武田邦宣・和久井理子編著『論点解析 経済法(第2版)』商事法務、2016年 |
科目群 | 展開・先端科目群 |
サブタイトル |