授業科目名 | 1群特講C@契約法【1群特講Ⅱ@契約法】 |
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配当年次 | 2024 |
単位数 | 2単位 |
授業担当教員 | 笠井 修 |
履修条件 | 特になし。 |
科目の目的・到達目標 | 契約法学の現状について、契約の成立から契約違反に対する救済に至る諸問題を横断的に考察し、今日の判例・学説の成立ちとその必然性について理解を深めることを目的とする。契約法に関する今日の一般的な考え方の現状認識を得ることに力点を置き、あわせて実際の多様な紛争類型に対する対応力・応用力を修得することを到達目標とする。 |
授業の概要 | 授業計画にあげた各テーマについて、教員が説明し、そのうえで、具体的な紛争事例を想定しながら、最適な紛争解決のあり方を受講生とともに探求する。修得した契約法の知見を武器として、未知の問題についても筋道を立てて妥当な結論に到達する練習を行う。 |
講義内容 | 第1回 契約から生じる第一次的義務――契約の成立をめぐる諸問題 第2回 契約から生じる第一次的義務――契約の解釈をめぐる諸問題 第3回 契約から生じる第一次的義務――契約と契約法の関係をめぐる諸問題 第4回 履行過程の諸問題――契約から生じた債務の履行のあり方 第5回 履行過程の諸問題――種々のリスクの分類と分配 第6回 契約違反とその救済――契約違反の諸形態 第7回 契約違反とその救済――救済方法のカタログ 第8回 契約違反とその救済―救済の根拠 第9回 契約違反とその救済―救済と利得の調整 第10回 契約の規制―交渉力の不均衡の一般論 第11回 契約の規制―消費者契約法 第12回 典型契約に関する規定の役割 第13回 契約法と物権法の相互関係 第14回 取引技術の進歩と契約理論の対応 第15回 まとめ(具体的内容は、開講後指示する) |
評価方法 | 学期末レポート60%、授業における議論への取組み40%の割合で評価する。 |
テキスト・参考文献等 | (テキスト) 磯村保『事例でおさえる民法 改正債権法』有斐閣、2021年 (参考文献) 授業において論文等を紹介することもある。 |
科目群 | 法律基本科目群 |
サブタイトル |