授業科目名 | テーマ演習Ⅰ@知的財産訴訟の新論点 |
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配当年次 | 2024 |
単位数 | 1単位 |
授業担当教員 | 佐藤 恵太 |
履修条件 | 「知的財産法Ⅱ(著作権法)、同Ⅲ(特許法)」の履修(または、内容的に相当する学部レベルの講義の受講)を終えていることが望ましいが、必須ではない。 ※「テーマ演習Ⅱ@知的財産法の新論点」を単位修得済みの者は、重ねて本科目を履修することはできない。 |
科目の目的・到達目標 | 知的財産法(特に、特許法と著作権法(著作隣接権分野を除く))の最新裁判例・新たに提起された論点の傾向を理解することを目的とし、その内容を手短に説明できるようになることを到達目標とする。 |
授業の概要 | 知的財産法の各種裁判例のなかから、新たな論点を提供するものを適宜選び、その判決の適用範囲(射程)や実務に生じる影響等を含めて掘り下げて検討する。裁判例は、主に最高裁、知財高裁大合議等から選ばれる予定。授業は、総合判例分析として、関連事項や関連裁判例を同時並行的に整理する (各回、各自の報告を求める。詳細は、後期ガイダンス期間中に開催する説明会にて説明。授業進行は2023年度までのテーマ演習Ⅱとほぼ同様と考えてください)。 なお、特許侵害訴訟の部分については、特許発明の保護範囲の考え方(特許請求の範囲の解釈)、特許無効の主張に対する特許請求の範囲の訂正、先使用等の抗弁・・・という現実の訴訟実務において行われる攻防を題材にして、特許侵害訴訟の理解を深めていただきたいと考えており、本演習初代担当者である美勢克彦教授(故人)の作成資料を一部用いる予定。 |
講義内容 | 1 特許権侵害の認定(概説) 2 消尽論をめぐって(インクジェット特許) 3 特許権侵害訴訟の攻防、訂正審判の役割 4 著作物性(美術の著作物等)、意匠権との役割分担 5 建築の著作物 6 カラオケ、音楽著作物の利用 7 著作者人格権、113条11項の請求 8 総復習・まとめ等(具体的内容は、開講後指示する) |
評価方法 | 授業中の発表・発言40%、期末レポート60%の割合とする。 |
テキスト・参考文献等 | (テキスト) 指定しない。 (参考文献) 小泉・高林など『ケースブック知的財産法(第3版)』弘文堂、2012年 |
科目群 | 演習 |
サブタイトル | 知的財産訴訟の新論点 |