授業科目名 | 憲法Ⅱ |
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配当年次 | 2024 |
単位数 | 1単位 |
授業担当教員 | 工藤 達朗 |
履修条件 | 「憲法Ⅰ」を履修済みであること。 |
科目の目的・到達目標 | 「国会」「内閣」など、「司法」を除く「統治」部分について、基本的知識と理解の獲得を目的とする。あわせて、他人にも理解できるように、順序立てて一定の筋道に従って表現する能力を養成することが、この授業の到達目標である。 なお、C plusにおいて、科目ごとの到達目標を掲げているので、自学自習を含めて各自が1年次の終了時までに理解しておくべき事項を修得するよう、計画的な学修を進めることに留意されたい。 |
授業の概要 | 「憲法Ⅰ」に引き続き、現在最も広く読まれている概説書である、芦部信喜『憲法(第8版)』をテキストとし、同書を丁寧に読み解いて、法曹として必要な基本的知識と論理的構成力を養う。授業に際しては、テキストのあらかじめ指定された部分を熟読してくることが求められる。このテキストで足りない部分は、判例百選や配付資料で補うことにする。 |
講義内容 | 第1回 開講にあたって 第2回 天皇(1)―地位と権限 第3回 天皇(2)―国事行為と公的行為 第4回 平和主義 第5回 国会(1)―国会の地位(1)―国民の代表機関 第6回 国会(2)―国会の地位(2)―国権の最高機関・唯一の立法機関 第7回 国会(3)―国会の権限 第8回 国会(4)―議院の権限 第9回 内閣(1)―内閣の組織と権限 第10回 内閣(2)―内閣の権限(続)、衆議院の解散と議院内閣制 第11回 財政(1)―租税法律主義 第12回 財政(2)―予算と法律 第13回 地方自治(1)―地方自治の本旨、団体自治・住民自治 第14回 地方自治(2)―地方議会、地方公共団体の長、法律と条例 第15回 総復習・まとめ等(具体的内容は、開講後指示する。) |
評価方法 | 期末試験80%、平常点20%の割合で評価する。平常点は、授業中の発言(質問への答え)や参加態度など(例えば、指名されて条文を読み上げるなど)を考慮する。その他の評価方法は授業で説明する。 |
テキスト・参考文献等 | <テキスト> 芦部信喜(高橋和之補訂)『憲法(第8版)』(岩波書店、2023年) 長谷部恭男=石川健治=宍戸常寿編『憲法判例百選Ⅰ・Ⅱ(第7版)』(有斐閣、2019年) <参考文献> 渡辺康行ほか『憲法Ⅱ総論・統治』(日本評論社、2020年) |
科目群 | 法律基本科目群 |
サブタイトル |