授業科目名 | テーマ演習Ⅱ@アメリカ契約法の基礎理論 |
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配当年次 | 2024 |
単位数 | 2単位 |
授業担当教員 | 笠井 修 |
履修条件 | 希望者が多い場合には、面談の上決定する。履修希望理由書は不要。 |
科目の目的・到達目標 | アメリカ契約法の構造と基本原理を把握し、契約をめぐる多様な問題に対するアプローチの手法を見渡すとともに、同様の問題が日本民法においてどのように処理されているかを確認し、契約法に関するより深い理解を得ることを目的とし、そのような目的を達成することを到達目標とする。 |
授業の概要 | 下記のテキストを読みながら、アメリカ契約法の構造と今日的問題を検討した上で、日本法との比較を議論する。日本法の特色に関する理解を深め、また、最先端の契約法理論にも触れることにしたい。参加者は、関心のあるテーマについて報告することが求められる。 |
講義内容 | 1 約束の拘束力に関する諸理論―――交換取引の本質、約因と形式 2 約束の拘束力に関する諸理論―――契約と贈与 3 約束の拘束力に関する諸理論―――合意の形成 4 約束の拘束力に関する諸理論―――約束的禁反言 5 契約違反に対する救済―――損害賠償(1) 6 契約違反に対する救済―――損害賠償(2) 7 契約違反に対する救済―――不完全契約 8 契約違反に対する救済―――特定履行 9 契約違反に対する救済―――原状回復 10 契約の規制―――非良心性 11 契約の規制―――附合契約 12 契約の規制―――信義誠実 13 契約の解釈 14 リスクの分配―――錯誤、フラストレーション 15 まとめ |
評価方法 | ゼミにおける議論への参加状況(20%)と担当した報告の内容(80%)によって評価する。 |
テキスト・参考文献等 | ロバート・ヒルマン=笠井修 編著『現代アメリカ契約法』弘文堂、2000年 |
科目群 | 演習 |
サブタイトル | アメリカ契約法の基礎理論 |