授業科目名 | 4群特講Ⅱ@現代企業取引法 |
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配当年次 | 3年次 |
単位数 | 2単位 |
授業担当教員 | 伊藤 壽英 |
履修条件 | 特になし。 |
科目の目的・到達目標 | 将来、ビジネス・ローヤーを目指す諸君が、必須となる知識や考え方を修得することを目的とする。現代的企業取引の特質は、これまで見たことも経験したことないような紛争を生じさせることである。そこでは、関連情報を収集・分析し、既存の法原則・法規範を当てはめた場合の問題点や、望ましい解決の提案及びその客観的根拠を提示し、これらを関連部署とすり合わせ、最終的に経営トップにプレゼンする能力がビジネス・ローヤーに求められる。すでに学修した基礎的法律知識に加えて、ここで取り上げる事案について、多角的な視点から分析し、創造的な解決策の提案を可能とするレベルに到することが目標である。 |
授業の概要 | 総論部分では、現代的企業取引の特質を理解するための理論的枠組みを紹介し、会社法務部門の機能と役割、経営判断との関係を概観する。各論では、市場規制と企業取引、技術の進展により変容した企業取引、分散型ネットワークを特徴とする企業取引(運送取引、フランチャイズ契約)、金融機関との取引、企業買収に係る契約、国境を越える取引、集団的な紛争処理を取り上げ、それぞれに関わる裁判例や法源を理解したうえで、ビジネス・ローヤーとして、より適切な解決の可能性を検討する。 |
講義内容 | 第1・2回(第1週) 現代的企業取引の特徴と思考枠組み 第3・4回(第2週)企業取引と法的リスク 第5・6回(第3週) 企業取引と経営判断 第7・8回(第4週)技術の進展と取引形態の変容 第9・10回(第5週)企業取引と市場規制 第11・12回(第6週)運送取引 第13・14回(第7週)フランチャイズ取引 第15・16回(第8週)企業・銀行間の取引 第17・18回(第9週)資金調達取引 第19・20回(第10週)資本市場取引 第21・22回(第11週)企業買収に係る契約 第23・24回(第12週)集団的紛争処理 第25・26回(第13週)国境を越える企業取引と紛争解決 第27・28回(第14週)ビジネス・ローヤーの将来 第29・30回(第15週) |
評価方法 | 期末レポートの評点を60%、授業の出欠状況・授業への積極的な参加態度(事例分析、判例の評価、自説の提示、クラス内でのディスカッションなど)を40%として、その全体をもって評価を行う。 |
テキスト・参考文献等 | (テキスト・参考文献) 教材・参考資料等をあらかじめ配布する。 |
科目群 | 展開・先端科目群 |
サブタイトル |