授業科目名 | 少年法 |
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配当年次 | 2・3年次 |
単位数 | 2単位 |
授業担当教員 | 今福 章二・四方 光 |
履修条件 | 特になし。 |
科目の目的・到達目標 | 少年非行の実態を踏まえて実務上妥当な非行少年の取扱いができるようになるための法令及びその運用上の基礎知識を習得することを目的とする。 少年法の基礎的な理解を中心としつつも、少年司法の枠組みにとらわれず、少年非行の現状と実務について幅広い観点から理解し、少年非行の実務に携わることができる基本的な知識を習得することを到達目標とする。 |
授業の概要 | 少年非行は重要な社会問題の一つであり、これに対処する少年法制は司法制度の重要な一角を占めているが、通常の大学教育の中ではこれについて知る機会は少ない。本授業は、法曹として知っておくべき少年法制に関する検討を中心としつつ、少年非行をめぐる現状と制度の全体像を俯瞰する。 |
講義内容 | 第1・2回 少年非行の現状と少年非行対策の考え方 第3・4回 非行の原因と立ち直りの犯罪学 第5・6回 少年警察活動 第7・8回 少年事件の受理と調査 第9・10回 少年審判(その1:少年審判の基本構造) 第11・12回 少年審判(その2:非行事実の認定) 第13・14回 少年非行と保護(保護観察) 第15・16回 少年審判(その3:要保護性の認定) 第17・18回 少年非行と矯正(少年院、少年刑務所) 第19・20回 少年事件の報道 第21・22回 少年の刑事裁判 第23・24回 少年事件の被害者 第25・26回 少年非行と立ち直り 第27・28回 少年法制の課題 第29・30回 総復習・まとめ |
評価方法 | ①レポート(70%) ②授業への参加姿勢(30%) |
テキスト・参考文献等 | (参考文献) 川出敏裕『少年法(第2版)』(有斐閣、2022年) 裁判所職員総合研修所監修『少年法入門(七訂第二補訂版)』(司法協会、2018年) 裁判所職員総合研修所監修『少年法実務講義案(三訂補訂版)』(司法協会、2018年) |
科目群 | 展開・先端科目群 |
サブタイトル |