| 授業科目名 | テーマ演習Ⅱ@犯罪が進展する段階での刑法的介入のあり方の考察 |
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| 配当年次 | 2・3年次 |
| 単位数 | 2単位 |
| 授業担当教員 | 原口 伸夫 |
| 履修条件 | 特になし。 |
| 科目の目的・到達目標 | 〔目的〕 この授業では、近時の刑事立法の特徴のひとつである「処罰の早期化」に焦点をあて、それにかかわる問題を取り上げ、受講者とともに掘り下げた検討を行い、受講者が法律家としてもつべき的確な問題意識をもち、解決方法を自ら考案できるような法的思考力を修得できるようにすることを目的とする。 〔到達目標〕 受講者が、新しい問題領域において解決を迫られる重要な論点を具体的に指摘できるようになり、また、問題解決の方向性を考え、それに説得的な理由づけを与えることができるようになることをこの科目の到達目標とする。 |
| 授業の概要 | 「処罰の早期化」にかかわる問題を次のように大きく3グル―プ化して検討していく。すなわち、(1)「予備」「未遂」「既遂」という犯罪の発展段階に対する刑法の原則的対応、(2)一層深刻な侵害に至る前の段階の行為を「既遂」とすることにより処罰を早期化する犯罪類型(危険犯、目的犯)、(3)事態の進展に応じた行為の評価が問題になる場合(量的過剰、事後強盗、1項犯罪と2項犯罪の関係、罪数評価)を、「時間的な視点」を中心的な(ないしは背景的な)視点として置いて検討・分析することにより、個々の場合の是非やその認められる根拠・限界、ひいては刑法的介入・刑事規制のあり方について考察を深めていきたい。 |
| 講義内容 | 第1回 犯罪の発展段階に対する原則的な刑法的対応(予備・未遂・既遂) 第2回 実行の着手 第3回 不能犯 第4回 中止未遂 第5回 共犯からの離脱 第6回 予備罪の諸問題 第7回 処罰を早期化する犯罪類型の検討①(危険犯・放火罪) 第8回 処罰を早期化する犯罪類型の検討②(危険犯・遺棄罪) 第9回 処罰を早期化する犯罪類型の検討③(目的犯・不法領得の意思) 第10回 処罰を早期化する犯罪類型の検討④(目的犯・偽造と行使) 第11回 事態の進展に応じた行為の評価のあり方①(量的過剰) 第12回 事態の進展に応じた行為の評価のあり方②(事後強盗) 第13回 事態の進展に応じた行為の評価のあり方③(1項犯罪と2項犯罪) 第14回 事態の進展に応じた行為の評価のあり方④(罪数評価) 第15回 期末試験の実施 |
| 評価方法 | 平常点(授業中の発現や参加状況等を総合的に評価する。30%の割合)、および、期末試験(70%の割合)により評価する。 |
| テキスト・参考文献等 | 指定しない。 |
| 科目群 | 演習 |
| サブタイトル | 犯罪が進展する段階での刑法的介入のあり方の考察 |