授業科目名 | 3群特講Ⅰ@英米不法行為法 |
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配当年次 | 2024 |
単位数 | 1単位 |
授業担当教員 | 鈴木 優 |
履修条件 | 特になし。 |
科目の目的・到達目標 | 本講義は、英米不法行為法の全体像を実体法的側面及び手続法的側面から理解することを目的とする。 また、判例法主義をとる英米法に特有とされる帰納的アプローチをとおして、法的争点を発見し、当該法的争点の解決に適用すべき法理を確定し、かかる法理の内容をコモンローの法律専門用語を以て説明することができるようになることを到達目標とする。 |
授業の概要 | 本講義では、英米の裁判所の豊富な判例の蓄積をとおして形成された英米不法行為法を対象とする。 この分野は、今日の日本で理論的にも実践的にも認められているニューサンス、製造物責任、医療過誤、プライバシー等ばかりでなく、日本では原理的に否定されている懲罰的損害賠償等多岐にわたっており、比較法学的にもきわめて示唆に富む要素を含んでいることから、当該科目はディプロマ・ポリシーにおける<養成する人材像>の中で「ビジネス・ローヤー」や「渉外・国際関係法ローヤー」に必要とされる英米法に関する基本的知識を身につける役割を有する。 本講義では、これらの法理を生み出した重要判例を基にして、ディスカッション形式で授業を進めていく。 |
講義内容 | 第1・2回 不法行為法概論(1)(2) 第3回 故意による不法行為 第4回 判例・事例研究 第5・6回 過失による不法行為(1)(2) 第7回 判例・事例研究 第8・9回 厳格責任(1)(2) 第10回 判例・事例研究 第11・12回 名誉毀損(1)(2) 第13・14回 プライバシーの侵害(1)(2) 第15回 まとめ |
評価方法 | 授業への参加・発言状況(30%)と後半に行う単位レポートまたは論述試験(70%)の結果を総合的に評価する。 |
テキスト・参考文献等 | 開講時に参考文献を指示、及び必要な資料を配布する。 |
科目群 | 基礎法学・外国法・隣接科目群 |
サブタイトル |