授業科目名 | ヨーロッパ法 |
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配当年次 | 2024 |
単位数 | 2単位 |
授業担当教員 | 小坂田 裕子 |
履修条件 | 特になし。初学者を対象とする。 |
科目の目的・到達目標 | 本科目の目的は、①EUという組織の歴史とEU法の基本原則を学習し、理解すること、②欧州人権裁判所の判例と欧州人権条約のヨーロッパにおける国内実施を学習し、理解することにある。 本科目の到達目標は、EU法及び欧州人権条約の学習を通じて、我が国の法のあり方を考える視点を身につけることにある。 |
授業の概要 | 前半では、EUの歴史、仕組み、EU法の構造的な特徴を理解することを目指す。後半では、欧州人権裁判所の判例と欧州人権条約のヨーロッパにおける国内実施の考察を通じて、我が国における人権条約の実施のあり方について考える。 |
講義内容 | 第1週 ヨーロッパ統合の歴史的展開(1) 第2週 ヨーロッパ統合の歴史的展開(2) 第3週 ヨーロッパ統合の歴史的展開(3) 第4週 EUの拡大の歴史とイギリスの離脱 第5週 EUの主要機関 第6週 EU法の法源と基本構造 第7週 EU市民権と外国人 第8週 欧州人権条約の実施システムの歴史的展開 第9週 欧州人権裁判所の手続の発展と判決執行監視 第10週 欧州人権裁判所の解釈の特徴 第11週 出入国に関する国家裁量の欧州人権条約に基づく制約 第12週 欧州人権裁判所とイギリス(1) 第13週 欧州人権裁判所とイギリス(2) 第14週 EUと欧州人権裁判所の関係 第15週 全体の復習 |
評価方法 | 平常点(出席状況及び質疑応答への対応(10%)、ミニテスト(30%))及び期末レポート(60%)により総合的に評価する。 |
テキスト・参考文献等 | レジュメと資料を中心に解説を進める。教科書は、特に指定しない。詳しい文献は開講時に知らせるが、下記の文献は、授業でも参照する。 (参考文献) 1.庄司克宏『はじめてのEU法(第2版)』有斐閣、2023年 2.井上淳『はじめて学ぶEU』法律文化社、2020年 3.坂井一成、八十田博人編著『よくわかるEU政治』ミネルヴァ書房、2020年 4.中西優美子編著『EU政策法講義』信山社、2022年 5.中村民雄、須網隆夫編著『EU法基本判例集(第3版)』日本評論社、2019年 6.戸波江二、北村泰三、建石真公子、小畑郁、江島晶子編『ヨーロッパ人権裁判所の判例Ⅰ・Ⅱ』信山社、(Ⅰ)2008年、(Ⅱ)2019年 |
科目群 | 基礎法学・外国法・隣接科目群 |
サブタイトル |