授業科目名 | テーマ演習Ⅱ@比較親子法 |
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配当年次 | 2024 |
単位数 | 2単位 |
授業担当教員 | 阿部 純一 |
履修条件 | 親族法・相続法に関する十分な基礎知識を有すること。履修人数は最大15名程度とする。履修希望者が多い場合は、3年次を優先し、さらに必要な場合には抽選とする。 |
科目の目的・到達目標 | 明治民法施行以来、日本民法における親子法制は、部分的な修正を受けつつも、現在に至るまで基本的な構造を維持し続けてきた。その一方、児童虐待の社会問題化や生殖補助医療技術の進歩等「子ども」をとりまく様々な社会的諸条件の変化、「子ども」に対する社会的意識の変化に伴い、親子法を根本的に見直す必要が生じている。他方、諸外国法に目を転じると、日本で問題となっている親子法上の諸課題に直面し、その解決に向けた議論が展開され、法改正が実現した国々がある。本演習は、日本法が直面している親子法上の諸課題について、諸外国の親子法制との比較を通じて考察することを目的とする。併せて、日本法と外国法とを比較し、日本法を相対化することによって日本法の課題の本質を明らかにし、課題について解決策を具体的に説明できる能力を養うことを到達目標とする。 |
授業の概要 | 本演習では、あらかじめ配布したレジュメ及び資料を踏まえて、親子法上の具体的テーマについて履修者全員で討論する。履修者には、指定した資料等を読んでから授業に参加し、発言することが求められる。授業で取り上げたテーマについて、期末レポートを作成する(必須)。 |
講義内容 | 第1回 ガイダンス 第2回 法的概念としての「子ども」 第3・4回 父子関係 第5・6回 母子関係 第7・8回 養子制度 第9・10回 離婚と子ども①:離婚後の親権・面会交流 第11・12回 離婚と子ども②:養育費問題 第13・14回 児童虐待への法的対応 第15回 総復習・まとめ等(具体的内容は、開講後指示する) |
評価方法 | 平常点(授業での報告、発言等)(50%)、期末レポート(50%)で評価する。 |
テキスト・参考文献等 | (テキスト) 指定しない。 (参考文献) 毎回の授業時に紹介する。 |
科目群 | 演習 |
サブタイトル | 比較親子法 |