授業科目名 | テーマ演習Ⅱ@国際商事紛争解決の理論と実務 |
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配当年次 | 2024 |
単位数 | 2単位 |
授業担当教員 | 鈴木 優 |
履修条件 | 特になし。 |
科目の目的・到達目標 | 企業の経済活動のグローバル化に伴って、海外企業との間で紛争が生じるケースも一層増加している。本演習は、主にグローバルな紛争解決手法である国際仲裁及び国際調停を取り上げ、実務法曹として国際紛争解決の様々な課題に適切に対応できる能力の涵養を目的とする。これらの国際紛争解決における諸課題について、国際商事紛争の特色を踏まえた法的解決能力を構築できることを到達目標とする。 |
授業の概要 | 本授業では、国際紛争解決に関わる基本的な概念や法規範、重要判例を整理し、検討する。本演習では、国際仲裁・国際調停を中心として、国際紛争解決の枠組みが現実の実務においてどのように機能しているかに着目しつつ、効率的な紛争解決を実現する上での諸課題に対処する能力を習得し、もってビジネス・ローヤーとして国際的な業務に対応できるようにする。 |
講義内容 | 第1・2回 国際商事紛争解決の概要 第3・4回 国際民事訴訟(国際裁判管轄・訴訟競合) 第5・6回 国際民事訴訟(外国裁判所の判決の承認執行) 第7・8回 国際仲裁と国際調停 第9・10回 紛争解決条項・準拠法・仲裁合意の諸問題 第11・12回 仲裁可能性 第13・14回 仲裁審理のプロセス 第15・16回 仲裁廷の権限 第17・18回 仲裁手続における証拠収集と国家司法の協力 第19・20回 仲裁判断の執行・取消し(1) 第21・22回 仲裁判断の執行・取消し(2) 第23・24回 投資仲裁(1) 第25・26回 投資仲裁(2) 第27・28回 並行手続 第29・30回 これまでのまとめと期末レポートの作成 |
評価方法 | 平常点(予習への取り組み、質疑応答への参加、意見発表の積極性等)を60%、期末レポートを40%の割合で評価する。期末レポートを提出しなければ、他の評価項目の得点にかかわらず、F評価とする。 |
テキスト・参考文献等 | 開講時におって指定する。 |
科目群 | 演習 |
サブタイトル | 国際商事紛争解決の理論と実務 |