授業科目名 | テーマ演習Ⅱ@労働判例の研究 |
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配当年次 | 2024 |
単位数 | 2単位 |
授業担当教員 | 米津 孝司 |
履修条件 | 労働法Ⅰ(基礎)およびⅡ(応用)を履修済み(あるいは履修中)であることが望ましい。希望者が多い場合には、抽選とする。 |
科目の目的・到達目標 | 本テーマ演習は労働法の理論的・実務的応用能力を身につけることを目的とする。最高裁判例における自由意思の法理をはじめとして、近年の労働法は労働契約の中核概念である合意の問題を軸に、原理的な見直しの時期に入った感がある。本テーマ演習では、個別的労働関係法及び集団的労働関係を含めて、労働法分野の重要判例・最新判例を取り上げ、インテグリティーとしての法(ドゥオーキン)の視角から、原理的・体系的な法発見の技法を修得することを到達目標とする。 |
授業の概要 | 個別的労働関係法及び集団的労働関係法に関連する判例をピックアップし、各テーマについて担当者を決め、担当者の報告に基づいて質疑応答、ディスカッションを行う。以下のテーマは参考として例年取り上げることの多いものであり、参加者の希望に基づき、これ以外のテーマについても取り扱うことはありうる。 |
講義内容 | 第1回 就業規則と労働契約 第2回 労働者の概念 第3回 使用者の概念 第4回 賃金(1) 第5回 賃金(2) 第6回 時間外・休日労働義務と割増賃金の計算 第7回 労働関係の終了(1)解雇 第8回 労働関係の終了(2)雇止め 第9回 企業組織の変動と労働契約 第10回 労働条条件の不利益変更 第11回 均等待遇原則 第12回 労働者派遣 第13回 過労死と安全配慮義務 第14回 団体行動権 第15回 総復習・まとめ等(具体的内容は、開講後指示する。) |
評価方法 | 報告内容(80%)及び演習に臨む姿勢(発言等)(20%)を考慮し、総合的に評価する(出席は加点事項ではない)。 |
テキスト・参考文献等 | (テキスト) 特定のテキストは指定せず、必要資料を配布する。 |
科目群 | 演習 |
サブタイトル | 労働判例の研究 |