授業科目名 | 商法Ⅱ<2020年度以前未修の入学者対象> |
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配当年次 | 2024 |
単位数 | 2単位 |
授業担当教員 | 大杉 謙一 |
履修条件 | 1年次前期配当の「民法Ⅰ」、「民法Ⅱ」を履修済みであることが望ましい。 |
科目の目的・到達目標 | 会社法の諸制度を正確に理解した上で、2年次の「民事法総合Ⅱ」を履修する前提を築くことが科目の目的である。株式会社をとりまくステークホルダー(利害関係人)の利害状況を理解し、会社法を貫く基本原理を習得することが到達目標である。勿論、実定法科目である以上、基本的な条文や条文相互の関連性について、その都度確認を行う姿勢を身につけることが肝要である。 なお、C plusにおいて、科目ごとの到達目標を掲げているので、自学自習を含めて各自が1年次の終了時までに理解しておくべき事項を習得するよう、計画的な学習を進めることに留意されたい。授業が始まる前の夏休み中に、川井信之『手にとるようにわかる会社法入門』(かんき出版、2021年)を一読すること、少なくとも前半部分に目を通すことを強くお勧めする。会社法の基本的な制度や価値判断を身につけ、実務的な発想に親しむことができる良書である。 |
授業の概要 | 「商法Ⅱ」では、会社法、特に会社形態のうち最もよく利用されている株式会社に関する法規整を扱う。なお、会社法の一部は「商法Ⅰ」で取り扱う。会社法は、企業の実務を知らなければ理解しにくいといった特徴を持つ。したがって、この授業では、可能な限り実務上の取り扱いを紹介することで、臨場感に溢れた会社法を学んでもらおうと考えている。 なお、授業の指示が事前にC plusでなされることがある。開講前にもC plusを確認してほしい。 |
講義内容 | 第1・2回 株式会社の基本構造・用語の意味 第3・4回 機関・入門 第5・6回 株式・入門 第7~9回 株主総会 第10~12回 取締役・取締役会・代表取締役 第13・14回 取締役の義務、中間テスト 第15~18回 会社・取締役間の利害関係の調整 第19・20回 監査役と委員会型の会社 第21・22回 募集株式の発行 第23・24回 株式会社の設立 第25~28回 企業組織再編、会社法総論 第29・30回 総復習・まとめ等(具体的内容は、開講後指示する) |
評価方法 | 中間テストの結果を20%、期末テストの結果を60%、平常点(発言等の授業への参加の状況)を20%として評価する。 |
テキスト・参考文献等 | (テキスト) 伊藤靖史ほか 『会社法(LEGAL QUEST)(第5版)』 有斐閣、2021年 (参考文献) 川井信之『手にとるようにわかる会社法入門』かんき出版、2021年 |
科目群 | 法律基本科目群 |
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