授業科目名 | 民事法総合Ⅳ<2021年度既修及び2020年度以前の入学者対象> |
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配当年次 | 2024 |
単位数 | 2単位 |
授業担当教員 | 小林 明彦・村田 渉・山田 八千子 |
履修条件 | 「民法Ⅰ~民法Ⅵ」、「会社法」、「民事訴訟法」を履修済みであること。 |
科目の目的・到達目標 | 民法及び民事訴訟法(要件事実論を含む。)を対象とした、主に中級から上級程度の事例問題を素材にして、法科大学院3年次前期の段階で必要と考えられる事案分析能力・問題解決能力・起案能力を養成することを目的とする。事案を分析して法的に重要な事実を的確に把握し、紛争の法的解決に必要な規範を見定め、必要に応じて適切な法解釈を展開するとともに、法規範に当該事実を当てはめ、事案の解決として適切な結論を導き出す能力を身につけることを到達目標とする。 |
授業の概要 | (前期前半傾斜クラス) この授業を通じて、民法の事例問題を合計7問、民事訴訟法の事例問題を合計7問を扱う予定である。奇数回の授業では民法及び民事訴訟法の事例問題各1問について60分の即日起案を行い、その場で起案文書を提出してもらう。偶数回の授業では、受講者が前週に取り組んだ事例問題と関連事項について解説するとともに、受講者の起案内容の講評を行う。なお、第2回の授業では、イントロダクション(授業の導入等)を行う予定であり、第13回の授業における事例問題については、各受講生が解説(レジュメ)によって復習等することを予定している。また、各分野の起案については事前に出題範囲を限定することはしない。 授業は、3名の教員が担当する。各教員の担当は、C plus等を使って学期初めに通知する。 (前期後半傾斜クラス) 民事法(特に民法)の重要問題に関する具体的な事例を取り上げ、事前配付資料「課題集」の各設問に即して双方向・多方向で授業を進める。事例の問題点の把握・分析、関連判例の分析、当該事例において採用すべき法律構成とその理由等を、ソクラティック・メソッドによる質疑応答を通じて考えることにより、民事紛争の解決に必要な民事法の判例・学説・民事実務の理解を深める。 前期後半傾斜クラスは、村田が担当する。 |
講義内容 | (後半)テーマ1 「概論(法律実務の基本、理論と実務の活かし方)」 (後半)テーマ2 「建物の賃貸借契約をめぐる問題」 (後半)テーマ3 「不動産の売買をめぐる問題」 (後半)テーマ4 「財産管理・遺産分割をめぐる問題」 (後半)テーマ5 「システム開発契約をめぐる問題」 (後半)テーマ6 「事業譲渡、債権譲渡、債務引受けをめぐる問題」 (後半)テーマ7 「詐害行為取消等、権利の行使・実現をめぐる問題」 (後半)テーマ8 「総復習・まとめ」 (具体的内容は、開講後指示する) |
評価方法 | 前期前半傾斜クラスは、7回分の起案の評価(30%)、解説講義における発言内容等の平常点(20%)及び定期試験の成績(50%)。前期後半傾斜クラスは、授業における発言内容等の平常点(30%)、小テストの成績(30%)及び期末レポートの成績(40%)。前期前半傾斜クラスと前期後半傾斜クラスの各成績を総合して評価する。 |
テキスト・参考文献等 | 前期前半傾斜クラスについては、特になし。 前期後半傾斜クラスについては、事例問題と設問を含む事前配付資料「課題集」を学期の初めに配布する。 |
科目群 | 法律基本科目群 |
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